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WORKS説明会に思うこと
ワークス(手づくり靴の専門コース)について書くのは暫くぶりのように思います。
毎年10月から2月の間にワークスに参加するための説明会を合計5回開催するのですが、今年はあと一回を残すまでとなりました。総括としてはまだ少し早いですが、いつも説明会で言っていること(思い返したらいつも言っているなと気づいたこと)を、説明会に参加しない方へも特別にお話ししようと思います。

大変失礼な話ですが、当方の説明会に来る方、ましてやワークスに入ろうという方は「変わっている人」だなあと思ってしまいます。というのも、今では都内や地方でも数多の著名な靴工房がある中で、毎年募集定員6〜7人の小さな靴工房に1年間通うのですから。また大手の専門学校などのように、業界への就職斡旋や海外留学などありませんし、イタリアやイギリスの有名なブランドで修行してきた肩書きがある訳でもない。それでもこのノグチ靴工房に来ようというのだから「変わり者」だと言わざるを得ません。
そんな状況でも、ワークスを始めてから今期で10年目が修了し、70人を越える人がこの小さな工房から巣立っていくことになります。

さて、「過去は変えられないけど、未来は変えられる」というのは良く聞きますよね。でも僕は「過去も変えられる」と確信しています。僕は茅ケ崎と浦和で靴工房を開くために店舗物件を契約するという経験を3回しましたが、三度とも物件を内見した当日に契約を決めました。まったく気に入らない場合は別ですが、はっきりとは言えないけどどこか好きな所(窓の感じが良いとか、その場所までの道が初めて通るのになぜか懐かしいとか)があると、多少の不具合はあるのは承知でもその物件で即決してしまいます。
そして、その時の「はっきりとは言えない何か」が将来、あのときの感覚は間違いだったと思って後悔するのか、自分の直感を信じて良かったとなるのかは、未来の自分次第で変わるのだと言いたいのです。過去の自分はこれからの生き方で十分変えられます。

次期のワークス諸君もそんな「何か」を自分の中に見つけて当工房の門を叩くのだろうと思います。そして、その時の自分を肯定してくれるのは誰でもなく自分自身しかいないのだよと、これから新しい道に踏み出そうとしているみなさんへエールを送ります。
| works | 13:54 |