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フルカスタム de サイクルシューズ 完結
Full carbon cycle shoes 1

今年の1月に足を石膏取りしてから8ヶ月。
フルカーボンソール&カウンターの自転車シューズが遂に完成した。
百聞は一見に如かず、ご覧頂くのが一番分かりやすいのでサイドとボトムの写真をどうぞ。

Full carbon cycle shoes 2Full carbon cycle shoes 3

注目して頂きたいのは、靴底、踵、つま先がカーボンで一体成形されているところ。そうすることで、靴の剛性と軽量化の両方を実現することが出来る。
この完成仕様(クリートを除く)で片足179gである。
自転車に乗る方はすぐにお分かり頂けると思うが、サイクルシューズとしては最軽量の部類に入る軽さなのである。

先日、シェイクダウンを兼ねて湘南Pandaniの面々と平塚湘南平へ向かった。
ファースト・インプレッションは狙いどおり、踵が浮く気配などまったくなく、あまり力を入れていないのに自然とペダルがクルクル回るような感覚を覚えた。
いよいよ坂と対面してペダルを回すピッチを徐々に上げていくにつれ、右足の踵骨とアキレス腱の付け根あたりの痛みがだんだんと強くなるのを意識させられるようになった。

原因はカーボンの縁が踵にあたって小さな水泡を作っていたためで、カーボンという剛性の高い素材でガチガチに踵をホールドできる代償に、ほんの少しでも当たりが強いと水泡やマメといった症状になりかねないという結果であった。
カーボンのホールド感を損なわないように、足への当たりを柔らかくすることがカーボンシューズの今後の課題であろう。
革靴もそうであるが、「一度作ってみなければ解らない事ってあるんだよなー」と靴づくりの難しさを改めて確認することもできた。

今回のカーボンシューズは9割方趣味の延長だと思われている方が多いことは承知しているが、足型石膏とカーボン成形の技術を使うと、既存の木型で対応できない程足が変形している人の靴を石膏型から作る事や、足に不具合を感じている人にカーボン製のインソールを作ることが可能になるのである。
ちなみに、アメリカやオーストラリアなどの足病先進国では、医療用やスポーツ選手の特注インソールは随分前から既にカーボン製である。

さて、一連のカーボンシューズ製作記はこれで完結。
なおカーボン・サイクルシューズはもう次なる一歩を進めているので、また次回におもしろそうなご報告ができることをみなさん願っていてね。



| 自転車 | 12:59 |